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マツダが三菱自工、本田に大きく水を開けられる

自動車業界にあって、長年にわたりシェア一○%前後で激しい競争を続けてきたのが三位グループと呼ばれている三菱自動車工業、本田技研工業、マツダの三社である。しかし、ここにきて、三位グループの勢力地図に変化がでてきた。一九九三年三月期の決算を見ると、三菱自工が売上高二兆六一五九億円(前期比二・四%増)、経常利益四六五億円(同七・九%減)、本田が売上高二兆六九四八億円(前期比七・四%減)、経常利益五〇一億円(同二五・〇%減)、マツダが売上高二兆一九二一億円(前期比四・九%減)、経常利益六二億円(同六八・三%減)となっている。業績からも明らかなように、マツダが三菱自工、本田に大きく水を開けられた。これまで三位グループといわれてきた三社だが、いまでは三菱自工と本田が三位グループ、マツダは単独五位といっても過言ではない状況である。三社の中でも、もっとも元気がいいのが三菱自動車工業である。九二年度(九二年四月から九三年三月)のシェア(軽自動車を含む)では、三菱自工は一一・一%で、本田の八・九%、マツダの七・〇%を抑え、単独三位の座を確保した。三菱自動車工業では一九九三年五月、社史を発刊した。その中にもあるように、三菱重工業の自動車部門を分離「一九七〇年(昭和四五年)四月二二日、三菱自動車工業株式会社が誕生した」。そして現在まで約二三年、わが国最後発の自動車メーカーであり、株式を上場したのは一九八八年である。誕生後、三菱自工は後発ゆえの苦しみを味わい、苦戦の連続だった。それが、“自動車冬の時代”の今日、“ひとり勝ち”といわれるほどの健闘ぶりである。

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