スランプ状態を脱却するためには、「精神的な反省をしない」こと。そんなときに、私が利用しているのが、自分の心の中の「神様」です。大失敗しても無理やり何かにこじつけ「よかった、よかった」。私は、お葬式のとき以外はまったく無宗教なのですが、困ったときだけは、亡くなった自分の父親や祖父などが、「神様」となって登場します。たとえば、仕事で大失敗をしてしまったとき、私はこう思うようにしています。「これはきっと神様が導いてくれたんだ。これまで俺は調子に乗っていた。いまここでこういう失敗を経験しないと、次のビッグチャンスはこない。だから、『お前、調子に乗るなよ』と神様がわざと俺に失敗させてくれたんだ。よかった、よかった。おかげで次はすごいビッグチャンスがくるよ、くるよ!」。車にぶつかって足をケガしたとしたら、「よかった。もっと大きな車にぶつかっていたら、大変なことになっていたな。小さな軽自動車で本当によかった、よかった。神様、ありがとうございます」。1万円を落としたら、「よかった、1万円で。世の中には何百万円もオレオレ詐欺とかでだまし取られる人もいるもんな〜。それに、この1万円をだれかがひろってくれて、その人の生活の足しにでもなってくれれば、俺もちょっとは世の中のためになったというものだ。神様、そんなチャンスをくれて、ありがとうございました」。こんなふうに、自分にとってマイナスなことが起こっても、「よかった、よかった」と思えるように、無理やり「何か」をこじつけていくのです。悩んでいる最中というのは、非常につらいものです。しかし、それが1年も2年もたつと、不思議と「なんであんなつまらないことで悩んでいたんだろう」と思えるようになります。だったら、グジグジ反省して悩んだりしないのがいちばんです。