アーカイブ

菊の花を観賞する「菊花の宴」

奈良時代には日本にも伝わり、平安時代には宮中で中国伝来の菊の花を観賞する「菊花の宴」が行われるようになりました。重陽の節句は宮中の正式な儀式となり、菊酒を飲み、詩歌などを詠んで祝ったようです。またこのころ、節句の前夜に菊の花に綿をかぶせておき、九日の朝、花の香りがうつった綿の露で体を清めるという、「着せ綿」「菊の綿」などと呼ぶ風雅な習慣も生まれました。江戸時代になると、五節句のひとつに幕府が制定したことから庶民に広まり、大きな行事となっていきました。「菊合わせ」という、菊花の品評会も各地で行われ、これは現在もさかんな菊花のコンクールのもとになっています。明治時代以降は、新暦になって季節感が合わなくなったこともあり、重陽の節句はすたれてしまいました。しかし、香りゆたかな菊の花を愛で、菊酒で長寿を願うなど、いまの暮らしにも取り入れやすい行事のひとつです。
[参考情報]
弔電の話題

香典返し口コミ情報

おいしいおせちの秘訣