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金融業より換金業のほうが単純でやりやすい

私らも迷惑しているのです。ノーと言えない換金商売。私らの商売は中古品ばかりでなく、新品も扱います。中古品も新品も両方を扱うということは、お客にとっては換金できるものならなんでもいいということになります。昔は質屋に駆け込むという時代もありましたが、当世はリサイクルショップが大手をふって買い取りをしています。質屋は原則は品物を預かる金融業です。そして、お金が利息をつけて戻されたら品物は返さなくてはなりません。品物は担保なのです。それに、金融業には利息制限などの法律があります。私も試しに新たに質屋の許可証を取ろうと警察に相談してみたことがありますが、保管義務や保管庫の基準(昔は蔵だった)など面倒な事柄がいっぱいあるからやめたほうがいいと言われて断念したことがあります。つまり、金融業より換金業のほうが単純でやりやすいってこともあるのですね。世の中のほとんどの人が、物とお金をやりくりして生活しています。物をお金に変えるか、お金で物を買うかして生きているので、中古品屋は循環の流通を担っている社会的不可欠な仕事だと自覚をしています。ただ、その流通が正常なルートであれば問題ないのですが、時々裏のルートの流通に利用されてしまうこともあるのです。